開眼法要、買い替え、処分
開眼法要、買い替え、処分
開眼法要
新しく仏壇を購入したときは、本尊、位牌に魂を入れてもらう開眼法要(かいげんほうよう)をしてもらいます。 本尊、位牌をまつり、必要な仏具もすべて飾り終えたあと、菩提寺の住職に来ていただき、魂入れの儀式をお願いします。 この法要によって単なる物に過ぎなかった仏像などが、尊い仏になるわけです。 この儀式は「仏壇開き」「入魂式」「性根入れ」「入仏式」「お移し」などとも呼ばれます。 最近は四十九日の法要で魂入れをすることが多くなっています。 お寺で法要を営むのであれば、本尊と位牌を持参して魂入れをお願いし、帰宅後、仏壇に安置します。
仏壇の買い替え
仏壇を新しく買い替えたとき、本尊や位牌を新しくつくりかえたときも、住職に魂を入れ替えてもらう必要があります。 そして古い本尊や位牌は菩提寺に納めて「お焚き上げ」をしてもらいます。 古い仏壇は新しい仏壇が配達されたときに、買い求めた仏壇店に引き取ってもらい、お焚き上げ供養処分してもらいます。 仏壇の引き出しに大切な物が残っていないように注意しましょう。
仏壇の処分
お客様から「古い仏壇を処分したいのですが、どうしたらよいのでしょうか」という質問を受けることがあります。 最近はひとりっ子が増えていますので、長男・長女の結婚があたりまえになっています。 どちらかの家の両親がなくなると、家や家財道具の処分をすることになるのですが、仏壇をどのように処分したらよいのか、と相談されるのです。 古い仏壇は粗大ごみに出すものではありません。 以前は、古い仏壇は菩提寺で「お焚き上げ」をしてもらうのがほとんどでした。 しかし最近は、防災や環境問題でお焚き上げできないお寺も増えてきました。そのときは仏壇店に依頼して供養処分してもらいます。 お焚き上げ供養処分料や引取り料が必要になります。 仏壇の引き出しに大切な物が残っていないように注意しましょう。